マーチンでみるギターのサイズ・基本6種類の見分け方
エレキ、アコギを問わずギターには様々なシェイプやサイズが存在する。アコギにおける基本的なシェイプ・サイズについて、マーチンを参考にまとめてみよう。
マーチンが製作しているモデルは大きく6種類に分けられる。
- J(ジャンボ)
- OM(オーケストラ)
- D(ドレッドノート)
- 0
- 00
- 000
それぞれサイズやシェイプは異なるが、全く共通点がないわけではない。共通点を把握することで、各サイズの特徴がつかみやすくなると思う。なので、共通点とおさえつつ、見分け方やその覚え方をまとめる。
スケール
まずはスケール。「スケール=弦の長さ」という認識で問題ない。
マーチンでは2種類のスケールが採用されている。25.4インチ(645.2mm)と24.9インチ(632.5mm)だ。
J、OM、Dの3モデルは25.4インチ。
0、00、000の3モデルは24.9インチ。
アルファベットのモデルは長く、ゼロが並ぶシリーズは短い、と覚えておけば楽だ。
シェイプ
ボディのシルエットであるシェイプだが、OMと000には同じものが採用されている。
また、0、00、000の順にサイズ(特に横幅)が大きくなるため、ゼロが並ぶシリーズは覚えやすい。
JとDはOMよりも大きいことが特徴だ。しかし、2つのサイズは10mm強しか違わないため、大きさで見分けることは難しいだろう。
そこで、注目したいのがボディのくびれである。Dはどのシェイプよりもくびれが浅い。JはOMや000のようなくびれを持つ。
実はJモデルは0000というモデルを元にしているため、系統的に000に近いのだ。
アコギのシェイプには色々あるが、まずはこの6つの特徴をおさえよう。そうすることで、より独特なシェイプのギターに出会ったときに、そのギターがどのような演奏性や音の傾向を持つのかをイメージしやすくなるからだ。